いろんなものを買ったり集めたり、幸せの法則は「増やす」ことだと思っていたのですが
歳を重ねるとせっせと溜め込んだものを減らすことに幸せ感じます。
何十年もかけて総額数十万もつぎ込んだコレクションが居住空間の妨げになり
二束三文でインターネットで売りに出したり、下手すれば有料ゴミにする場合さへも。
断捨離ブームになるほどなぁと頭をコクリ。
肉体だってひもじかった若い頃よりも無駄なものがいっぱいついて
それを削ぎ落す為にランニングだ水泳だ、エステだダイエットだサプリメントだと
大金かけては減らすことに必死になっている。
生活レベルを向上させるにつれ物を増やしてしまったけれど
本当の豊かさとは、最低限必要なものだけに囲まれて、
物に支配されない日常を送ることなんじゃないかと最近しみじみ思うのです。
金持ちになった人たちは、海辺とか山間に家建ててテレビとかパソコンとか
電波生活に見切りつけて、波と風と木々の揺れる音だけの暮らしに身を置きたがる。
野菜育てて自給自足して、足りない物は物々交換したりして。
要る物と要らない物を見極めるだけで、あたらしい生活が始まるような気がします。
2月にオールナイトニッポン45周年のイベントやったとき、
10代から溜め込んだ「お宝」をディスプレイとして貸し出した。
そんとき、大したセキュリティもかけずに、
スタッフから「盗まれちゃうかもしれませんよ」と言われたけど、まいっかと思えた。
それはそれで仕方ないと初めて思えた。
なんとなく、コレクトしてきた物たちの役割が終わったような気持ちになった。
これまでは溜めることで豊かな気持ちになってきたけれど、
これからは適正に減らすことで、あたらしい豊かさを獲得したいんだなぁ。
( ↓ こんなものとかね。)