デニムなんて洒落た言い方をするようになったのは随分大人になってからで
ずっとジーパンとかジーンズという言い方だった。
ジーパンという言い方はどこかおっさん臭くて ジーンズはおばさんっぽいと思うのは僕だけか?
少し前に竹内まりやの曲で『デニム』という曲がありました。
人生は年齢を重ねる毎に味わい深くなっていく云々って歌。
確かNHKの『SONGS』という番組の最初のゲストシンガーで登場したときに唄ったと思う。
あの歌聴いて、良い曲だなぁとしみじみした覚えがあるけど、
思い返すと、そこから中年を意識するようになった気がする。
若いうちは、知りもしないことを歌の中で疑似体験して背伸びをしたことがあったけど、
曲に身をあずけて"わかる"と頷くようになったら中年なんだ、と。
でも、そういう気持ちになるのも悪かぁないなーって思えるようになってきた。
できることとできないこと、やるべきこととやっちゃいけないことが少しわかるようになってくると、
時間の使い方とか人の付き合い方も大切になってくるなって。
そういえば最近は、好きな人としか飲みに行かなくなったし、
仕事流れで飲み屋へGOというのも少なくなってきた。
昔は酒のある場所なら、誰とでもよかったのに。
そういうこととデニムが色落ちして自分に馴染んでくることは、まったく同じではないけれど、
なんとなく"デニムかぁ…"って気持ちになるこの頃です。
ところで僕の色落ち具合はどんな感じなのだろう?
ダメージが酷過ぎてリメイクしなければならないだろうか?
少なくともビンテージではなさそうです。